遍路道保全ボランティア(2019.12.17)

昨夜遅くから降り始めた雨は、小雨ですが、明け方前まで降ったようで、今朝はスッキリしない天気でした。

そんな今日は、遍路道保全ボアンティアを行いました。

今季4回目の保全作業の場所は、山神社口から三角寺へ上る遍路道で、メインは、今も残っている昔の遍路道です。

山神社口から昔の遍路道の入口までは、以前に倒木で通行止めになっていましたが、今は解除されていて、特に歩行に支障が無い状態でした。

昔の遍路道の入口から保全作業を開始しましたが、毎日のようにこ地元の人たちがこのルートを歩いていることもあり、概ね良好な状態で、所々で、枝を切ったり、笹やシダなどを切ったり、倒木を撤去したりするくらいで、順調に作業を進められました。

三角寺新四国の道に合流する手前で作業をしていると、地元の女性が上って来て、「道をきれいにしてくれて、ありがとうございます」とお礼の言葉を賜りました。

これも何かのお導きと思い、この道について訊ねてみると、その女性もほぼ毎日のようにこのルートを歩いているそうで、いろいろ教えてくえました。

その情報を参考にして、気になる場所を歩いて確認してみました。

三角寺新四国の道に入る場所、昨年歩いた時は、ここで左に進み、新四国の石仏を辿りながら三角寺へ向かいました。

今回は、右側に道があると聞いて(実際にその女性も右側の道を歩いて行きました)、その道に入りました。

すぐに四十四番の石仏があり、新四国の道であうことがわかりました。

倒木や邪魔になる枝葉を切りながら歩いて行くと、戸川公園から三角寺へ上る遍路道が現れました。

新四国は遍路道をクロスして九十九折りに上りますが、新四国の石仏が建っていました。

新四国の道は一旦市道に入りますが、すぐに山道に入り三角寺へ向かうようです。

今日はここで引き返して、新四国の道に合流する場所に戻りました。

次は以前にも歩いた左側の道へ。

四十五番との分岐点から坂を上って四十五番の石仏に合掌。

その石仏の背後に道がありました。

新四国の道をショートカットする近道でした。

再び引き返して、新四国の道を歩きました。

笹が覆い被さっている箇所で作業をして、歩いて行くと、六十四番の石仏を通過した後、近道と合流します。

その後、市道の手前、左側の草むらに四丁石が建っています。

本来のルートは四町石の前を通過して進むようですが、現在は新たに付け替えられた道を進みます。

市道に入って右側に標石が建っていますが、市道が新設された時に移設されたようです。

その後、市道から新四国の道に入り、建ち並ぶ石仏を辿って行くと、戸川公園から三角寺へ向かう遍路道をクロスして三角寺へ向かう新四国の道と合流しました。

その後も新四国の石仏を辿り、新四国の道は三角寺大師堂へ向かい、遍路道は奥之院道の方へ進み、奥之院道に入って坂を下り、旧石段に到着します。

旧石段を上ると本堂の前に着きます。

三角寺に到着して、今日の遍路道保全ボアンティアは終了となりました。

三角寺に参拝者の姿は無く、三角寺は静かで厳かな空気に包まれていて、いい雰囲気でした。

今日の遍路道保全ボアンティアでは、新たな発見がありました。

これも道中で出会った女性がいろいろ教えてくださったお陰です。

心から感謝いたしております。