託された金剛杖を大窪寺へ(第3回)

2019年7月6日

2年前の今日(2017年7月6日)、新潟のお遍路さんから金剛杖を託されました。

新潟のお遍路さんは、脚の負傷のため三角寺から下りて来て、戸川公園でこれから先のことを思案され「歩き遍路を断念して新潟へ帰る」という苦渋の決断をされました。

そして、新潟のお遍路さんは「八十八番で金剛杖を奉納するつもりだった」という言葉を残して新潟へ帰られました。

あの日から2年、今日は『託された金剛杖を大窪寺へ』の三回目を行いました。

 

まずは、前回の打ち止め地点、金蔵寺駅へ向かいました。

梅雨の中休みで、曇り空でも雨の心配はなさそうな空模様の中、金蔵寺駅をスタートして金倉寺の山門を拝してから道隆寺へ。道隆寺に近づくにつれて雲が薄れて、陽が射すようになりました。

道隆寺の観音さまの半端ない存在感に隠れて、癒しを与えてくれている花に感謝するゆとりを持ちたいですね。

 

道隆寺を出発した後、天満宮からは蝉の声。夏の風情が感じられました。

郷照寺を最初に訪れたのは、厄祓いでした。遍路を始める前のことでした。その時は、郷照寺が四国八十八ヶ所霊場の札所とは知りませんでした。後に遍路で参拝に訪れるようになってからも、初めて訪れた時のことが思い浮かびます。

 

郷照寺を出発した後、田尾坂公園のベンチで休憩しました。持参していたクリームパンで簡単な昼食。普段は食べませんんけど、歩き遍路の時に食べると美味しいですね。

この後、坂出市の本通商店街に入ると、土曜日の昼までも閑古鳥。シャッターばかりで、営業している店はわずか。以前に歩いた時はもう少し活気があったような・・・

有為転変は世の常と申しますが、いったい何があったのでしょう?

寂しさを感じながら先へ進み、八十八名物ところてんの前を通りかかると、ヘルシーなところてんを楽しむお客さまの姿がありました。

天皇寺に着いた時は、汗でびっしょりで、参拝中も汗が滴り落ちて、汗が目に沁みて痛い感じでした。

 

天皇寺を出発した後、鴨川駅の手前の踏切ではタイミングよく列車が通過したので記念に一枚。その後、鴨川駅ですこし休憩しました。

この後も気温が上がり、夏の暑さに堪えながら歩いて、無事に国分寺に到着しました。

今回は国分寺で打ち止めです。

国分寺の参拝を終えた後、国分駅から電車でのんびり帰宅しました。

次回は秋、国分寺からスタートします!!!