遍路道の状況視察と草刈

第七回 旧遍路道視察兼遍路道清掃ボランティア

  区間:三角寺から仙龍寺の不動堂に至る本来の遍路道と不動堂から市仲集落・堀切峠・土佐北街道を経て平山に至る本来の遍路道

  距離:約8.2キロ

  実施予定日:10月31日

  時間:8:15頃三角寺を出発

今日は遍路道の現状視察と草刈を行いました。

まず、三角寺から仙龍寺へ至る本来の遍路道『三角寺奥之院道』の現状です。

先日の台風21号と22号の影響が気になります。

実際に歩いて見ると、台風22号から中1日でもあり、小川の水量が多く、渡り難い状況です。これは予想通りでした。

道中、朽ちた倒木が遍路道を塞いでいる箇所がありましたが、通行は可能です。撤去するのは容易ではありませんが・・・

また地蔵峠からの下りは、予想通り、足元が滑りやすい状況です。注意して歩けば大丈夫です。

今日は不動堂までですが、台風による大きな被害は無いようでした。

 

三角寺奥之院道の現状視察に続いて、仙龍寺の不動堂の手前に建つ中務茂兵衛道標から市仲集落を通り堀切峠の峰の地蔵尊に向かい、その後、土佐北街道に合流して平山へ下る本来の遍路道の現状視察と草刈に挑みました。

 

今日の草刈に向けて購入した充電式草刈機のデビューでもあります。ちなみに私は今までに草刈機を使ったことは一度も無く、雑草が生い茂る山道の草刈をした経験もありません。

そんな私ですが、「今も残る昔ながらの遍路道をお遍路さんに気持ちよく歩いていただきたい」と思い、この度、遍路道の草刈に挑むことにいたしました。

 

中務茂兵衛道標が指し示す方へ、いざ草刈機の出番と意気込んで足を踏み出したものの、倒木たちの前に為す術無く、「ここはチェーンソーでないと・・・」と早くも壁にぶち当たる始末でした。

無数の倒木を乗り越えて、荒れ放題の道を進み、谷川を越えると、谷に向かって道が滑落していて、ここに道があっただろうと思える痕跡を頼りに進む他ありません。

とっても不安でしたが、ほどなく道が現れると、荒れ放題の道の傍らに、かなり古い地蔵丁石が姿を現しました。

こんな状況の中でもお遍路さんを待ち続けている地蔵丁石の姿に感動して、「この道を復活させなければ」と強い気持ちが湧いてきました。

 

その後、整備された生活道に合流して市仲集落に入ると、なんと真念道標が姿を現しました。

上部は割れて無くなっていますが、確かに真念が建てた道標です。

またまた感動!!!

市仲集落を抜けて、未舗装の遍路道に入り、次々に姿を現す地蔵丁石を見て、やはりこの道が本来の遍路道であることが実感できます。

もちろん遍路道の案内も設置されています。

アップダウンをc繰り返しながら堀切峠に至るとてもいい道でした。

 

堀切峠の峰の地蔵尊を過ぎて下ると、土佐北街道に合流します。遍路道の道標と土佐北街道の道標が背中合わせで建っています。

この周辺は雑草が生い茂っていましたので、ここで草刈機の出番となりました。

初めての草刈機、上手く使えず、手間取りましたが、すこしは刈れたかなと思います。

しかし、平山坂を下って行くと、シダに覆われた道となり、さすがに手も足も出ず、無力感に包まれる始末でした。

「荒れ放題の平山坂、次はリベンジするぞ」と再チャレンジを決めて平山へ下りました。

途中、遍路道と土佐北街道の案内のツーショットがありました。これを見ると、「この道も遍路道なんだな」と親しみが湧いてきます。

 

そして、遍路石と土佐北街道道標が建つ平山のへんろわかれに到着して、今日の遍路道の現状視察と草刈は無事に終了となりました。

 

今日、歩いた本来の遍路道を歩くお遍路さんはほとんどいません。これが現状です。

私ひとりでできるはずもなく、またかなり時間はかかると思いますが、いつの日か、お遍路さんがいにしえの風情を感じながら気持ちよく歩ける道として整えられ、復活することを願い、微力ですが地道に活動を続けてまいります。

 

ひとりでも多くのお遍路さんにこの遍路道のことを知っていただれば幸いに思います。

南無大師遍照金剛

三角寺奥之院道

仙龍寺不動堂⇒市仲集落⇒堀切峠・峰の地蔵尊⇒平山坂⇒平山