本来の遍路道①三角寺から平山へ

四国八十八ヶ所霊場第六十五番札所三角寺から第六十六番札所雲辺寺へ向かう遍路道は平山を経由するルートが主流であり、これは昔と同じであるが、昔と現在とではルートが随分異なっています。特に三角寺から平山に至る区間が違います。

現在は、三角寺を出発して右へ、三星カントリー倶楽部の跡地を経由して平山へ至るルートを歩くお遍路さんがほとんどです。これは歩き遍路地図でこのルートが紹介されて、現在主流になっています。

だが、このルートは昭和以降に整備された車道で、江戸時代には存在していなかった道です。三星カントリー俱楽部のために整備された車道のように感じてなりません。

では、本来の遍路道は?

三角寺を出発して左へ、すぐ商店の脇の道を右へ入ります。急な坂を下って行くと左側に三角寺川に下る未舗装の道が現れます。

本来はここを通過して、三角寺川に下りて、三角川に沿って下ります。西金川地区の集落を通り、三角寺口まで進みます。

しこくのみちでは、三角寺口から右へ、橋を渡って西方バス停を経由して平山へ向かうように記されていますが、このルートは近代にバスを走らせるために整備された車道(七曲り)で、江戸時代にはありませんでした。

本来は、三角寺口から三角寺川に沿って東金川地区へ向かい、大西神社の麓で右へ、橋を渡ってから土佐北街道を合流します。

そのまま土佐北街道を通り平山へ向かいます。

また、東金川から西方を経由して堀切峠へ登り、仙龍寺へ下るルートも存在していました。現在、西方ルートは失われている状況です。

是非、土佐北街道を経由する本来の遍路道を歩いてみてはいかがでしょうか。

三角寺の石段を下りて、駐車場から車道を左に進みます。現在、三角寺川谷道は修繕されて通行できる状態になりましたが、まだまだ道の状態が悪いため、整備されたしこくのみちを下ることをお勧めします。

三角寺川谷道の現状(2018年2月12日)

しこくのみちの案内に従って下り、案内板から右に入り下ります。展望が広がる坂道を下って行くと、三角寺川谷道との合流地点に至ります。

一旦、三角寺川から離れるように西金川の集落に入り、古い石垣に沿って下ります。

しこくのみちの道標で右にカーブすると、道端に古い標石が建っています。

さらに下ってゆき、車道から左の細い坂道に入ります。新しい車道をショートカットする旧道です。

再び三角寺川に沿って下り、やがて三角寺口に至ります。

三角寺口にしこくのみちの案内が設置されていて、ここで右に曲がるように記されていますが、ここは直進します。

そのまま三角寺川に沿って進み、正善寺の方へ橋を渡ります。正善寺の前から三角寺川に沿って進みます。

三角寺川と白石川の合流地点で道なりに右にカーブした後、小さな橋を渡ります。

石段を上り、右へ進むと、遍路道の道標が建っています。

大西神社の石段の前を通過した後、土佐北街道に合流します。

ゆるやかに上り、遍路道の道標を通過した後、西方方面との分岐点があります。

ここに中務茂兵衛道標が建っています。奥之院仙龍寺へは西方方面へ進み、西方登山口から堀切峠へ登ります。

雲辺寺の方へ進み、集落を通り抜けると、急な上り坂が始まります。

その後、民家の間、土佐北街道の道標に従って、急な坂を上ります。

右に景色が広がる区間を過ぎると、荒れた道に変ります。

県道5号線の高架下をくぐり抜けて右へ。坂を上り県道5号線に入ります。

ゆるやかに上ってゆくと、右側に土佐北街道の道標が建っています。

民家の横を上り、林道に入り、再び民家の横を上ってゆきます。

車道に入って左へ、間もなく平山へんろわかれに到着します。