四国中央地域の遍路道Ⅳ(椿堂から雲辺寺)佐野道

椿堂を出発してすこし下り、道標に従って右へ、旧道に入ります。

川を挟んで国道192号線と平行に進みます。

右へカーブした後、橋を渡って国道192号線と合流します。四国のみちの案内図は設置されています。

国道192号線をゆるやかに上って行きます。長い長い登り坂が続きます。

椿堂を出発した後は、ほぼ何もない道で、トイレは椿堂で済ませておくのがいいでしょう。

途中、バス宿石川の案内が設置されています。バス宿石川は、境目トンネルのすこし手前、旧192号線との分岐点にあります。

椿堂から約20分の場所に休憩所があります。ヘンロ小屋しんきん庵・法皇です。

休憩所の中には、山頭火の句などが貼られています。

休憩所からは長閑な景色を楽しむことができます。

休憩所の後もゆるやかな登り坂が続きます。

ヘンロ小屋しんきん庵・法皇を出発してから約10分で七田の分岐点に着きます。

ここで曼陀峠を経由して雲辺寺へ向かう遍路道と境目峠(又は境目トンネル)を経由して佐野から雲辺寺へ向かう遍路道に分かれます。

ここからは境目峠を経由する遍路道を案内します。(曼陀峠経由は後述します)

分岐点を通過してそのまま国道192号線を進むと、約4分で境目峠の登山口に到着します。

ここに古い遍路石や道標があります。

境目トンネルを抜けるお遍路さんはそのまま国道192号線を進みます。

境目峠の登山道に入り、しばらくは舗装された生活道を上ります。

左側に遍路シールと民宿岡田の案内が設置されていて、ここから急な登り坂が始まります。

足元はコンクリートで固められていて、その上に枯葉や枝などが積もっている細い道です。

九十九折りの坂を上り、左上に建物が見え始めると、旧伊予街道mであと少しです。

登山口を出発してから約9分、旧伊予街道に出ます。ここまでの登山道の距離は短いです。

旧伊予街道との合流地点にはきれいなベンチが設置されています。

旧伊予街道はゆるやかな登り坂からほぼ平坦な道へと変わります。

峠の集落を抜けると、境目峠に到着します。登山口から境目峠まで約14分です。

境目峠の後、下り坂に変わります。

下り始めて約2分、曼陀峠方面との分岐点を通過します。

ここから左に入ると曼陀峠へ通ずる尾根道になります。

ここは旧伊予街道を進み、ほどなく大きく左へカーブします。

この後、境谷に沿うように下って行きます。

境目峠から国道192号線まで、約20分の下り坂です。

旧伊予街道から国道192号線に入ってすぐ、レストラン水車があります。

水車で食事休憩をとるお遍路さんも多いでしょう。

国道192号線はゆるやかな下り坂です。

歩道が整備されていない区間があります。車両に注意してください。

水車から約11分、国道192号線から左に逸れて佐野の町へと入ります。

最初に坂を下った後は、ほぼ平坦な生活道を進み、馬路川に架かる小さな橋を渡ります。

佐野の町に入って約3分、お遍路さんの定宿でもある民宿岡田に着きます。ゲートボール練習場の横にあります。

民宿岡田を過ぎて、県道8号線を横切り、馬路川に沿って進みます。

民宿岡田から約10分、雲辺寺の登山口に着きます。大きな案内が設置されています。

ここから左に入り、右に大きくカーブすると傾斜が急になります。

坂を上って行き、左へカーブする手前に林和田集会所があります。

このすぐ先に遍路シールや案内がたくさん設置されています。

林和田集会所のすぐ先、徳島自動車の手前で車道から細い坂道を上ります。

急な坂を上って左へ、徳島自動車道の高架下を通り抜けます。

その後、Uターンするように急な坂(石段付き)を上ると、徳島自動車道の上に出ます。

ここからの景色は爽快感があって気持ちいがいいです。

車道に入り左へ、ほどなく急な石段を上ります。

この後、山道に変わります。

かなり傾斜が急な登り坂が続きます。

道端には地蔵尊や地蔵丁石などの石仏が多く建っています。

また倒木も多くなります。

この登り坂は九十九折りではなく、あまり曲がらずに登ってゆくような急坂のため、かなりキツく感じます。

雲辺寺登山口から約40分、やや幅の広い平坦な場所に着きます。

キツい登り坂はここまでで、この後はゆるやかな登り坂に変わります。

その後、車道の手前にあるキャベツ畑に出て、キャベツ畑に沿うように進むと、車道に合流します。

雲辺寺登山口から車道まで約54分です。

ここからは雲辺寺の伽藍まで車道を上ります。

車道に入ってからゆるやかに上り、その後、傾斜はやや急になります。

白地方面から登ってきた車道と合流して左へ曲がると、雲辺寺の伽藍に入ります。

伽藍に入って右へカーブした後、車道から山道に入ります。

山道から車道に入り、ゆるやかに上ります。

車道から右に逸れて石段を上ります。

石段から白い道に入ると案内板が設置されています。

その後、白い参道を進んで行くと、左側に石垣があらわれます。

参道護持隊堂を通過すると、山門はすぐそこです。

佐野で宿を取り、翌朝、佐野の登山口から雲辺寺へ登るお遍路さんが多いと思います。

中には一気に雲辺寺を越えるお遍路さんもいるかもしれません。

一気に雲辺寺を越える場合は、佐野から雲辺寺へ登るのはかなりキツく感じるかもしれません。

佐野から雲辺寺へ登る登山道、特に最初の40分ほどの急坂は、とても厳しい道のりですね。

椿堂から雲辺寺(曼陀峠道)

七田の分岐点には、曼陀峠方面、佐野方面の道標が設置されています。

ここで国道192号線から左に逸れて小さな橋を渡ります。

この後、左にカーブして、右にUターンするようにカーブすると、道標が設置されています。

ここから急な登り坂が始まります。

九十九折りの急坂を上って行くと、景色が広がります。

その後、雑草が生い茂る区間を通過します。距離はそれほど長くありません。

雑草群を抜けると舗装された道に出ます。

舗装された道も急な登り坂です。

七田から1.3キロ地点の道標を通過して、民家の手前を左へ大きくカーブすると、急な登り坂は終わります。

この後は、ほぼ平坦な道、ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を上げて行きます。

とても歩きやすい道です。

しばらくして、舗装された道から左へ逸れて、境目へ向かいます。

ここからは山道になりますが、キツい坂はありません。

七田分岐点から約48分、境目に到着します。愛媛県と徳島県の県境です。

境目からゆるやかに下ります。

金見山林道との分岐点を通過してほどなく、階段を下りて車道に入ります。

雲辺寺まで続く車道です。

車道に入ってゆるやかに上り、景色が見える場所を通過します。

七田分岐点から約1時間14分、旧曼陀峠に到着します。

雲辺寺へ至る車道は、ゆるやかなアップダウンを繰り返します。

旧曼陀峠跡の周辺には当時の面影は感じられませんが、車道の両側の林の中に入ると、石仏やお茶屋跡などが残っているようです。

舗装された道にはキツい坂はなく、また、車両がほとんど通らないため、歩きやすい道です。

その後、左前方に雲辺寺山が見えるようになります。

この辺りからアップダウンがやや急になったように感じます。

平家伝説や高冷地野菜の説明に関心を持った後、ゆるやかな長い下りからほぼ平坦な道に変わると、佐野から登って来た遍路道と合流します。

七田分岐点から約1時間44分です。

ちなみに七田分岐点から境目峠経由で佐野に入り、佐野から合流地点まで至るのに要した時間は、約2時間11分でした。

曼陀峠経由の方が1キロほど距離が長くなりますが、時間にして約27分ほど早くなりました。

七田分岐点から曼陀峠へ至る遍路道は、最初の登り坂を終えると、楽な道のりに変わり、加えて、急な登り坂も佐野からの急な登り坂より距離が短くて楽なので、時間が短くなるようです。

佐野に宿を取らずに、一気に雲辺寺を目指すお遍路さんには、曼陀峠道が適しているように思われます。