商店などが多く並ぶ通りから伊予土居駅へ入る道との分岐点に蔦廼家があり、さらに進むと県道128号線と交差する角に松屋旅館があります。どちらも数多くのお遍路さんが利用される宿です。

県道128号線を横切り、中村の集落に入ると落ち着いた雰囲気に変り、ほどなく高札場跡地を通過します。ここに四国遍路と深く関わる地蔵尊があります。

その後、街道道標の役割を担う松風橋を渡り、小林の集落に入ると、近藤篤山の生家と土居町酪農発祥地があり、やがて小林集会所に至ります。

小林集会所に隣接する椿堂弘照寺の山門、地蔵尊、常夜燈など、風情を感じられる佇まいが気分を落ち着かせてくれます。

ピックアップ情報

松風橋

今までに古子川に架かる松風橋を渡ったお遍路さんの数は計り知れませんが、現在に至っては何の気なしに通り過ぎるお遍路さんが多いかもしれません。

松風橋の古い親柱が残っていて、下部が埋まってしまっていますが、よく観察してみると、古い字体で「三島迠二里…」のように記されています。反対側の親柱にも古い字体で「土居…」と記されています。かつては讃岐街道の道標を担っていたようです。

また何度も修繕された橋の下部を見ると、赤煉瓦のアーチ橋であることが分かります。

いにしえの風情が残る松風橋をお見逃しなく。