遍路道の保全活動として、遍路道点検ウォークや遍路道の修繕作業などを行っております。

特に旧遍路道の修繕作業や復元作業は、冬季(11月~2月)に行っております。

保全活動に際に得た遍路道情報などを掲載してまいります。

現状報告(2018年7月13日現在)

三角寺奥之院道

西日本豪雨は広い範囲で甚大な被害をもたらしました。四国中央市の平野部では特に被害の報告はありませんでしたが、新宮町では土砂崩れ等の影響により国道319号線が通行止めになっている場所があります。

そこで三角寺から地蔵峠を越えて仙龍寺に至る遍路道『三角寺奥之院道』の点検ウォークを行い、現状を確認しました。

結果、今回の豪雨による被害はありませんでしたので、これまでどおり通行することができます。

三角寺奥之院道点検ウォーク

現状報告(2018年2月27日現在)

川道の迂回ルート

谷の水が遍路道に流れ込んでいる場所から下の標石までの間、川道になっている区間は歩き難いだけでなく転倒の恐れもあります。そこで川道の下に向かって右側に迂回ルートを通しましたので、迂回ルートを通ることをお薦めします。

道標

2018年2月25日、へんろみち保存協力会のメンバーンにより道標が設置されました。

また、ピンクの目印も設置していますので、迷うことなく歩ける状態です。

現状報告(2018年2月12日現在)

三角寺川谷道

三角寺から三角寺川に沿って西金川へ下る本来の遍路道は草刈や枝葉の切除などの作業を行い通行できる状態に修繕されております。

ただし、何とか通れるというレベルですので、修繕作業が必要です。

また、途中、分水道との交差点に標石が建っている他は道標が設置されていません。

道案内

三角寺の石段を下りて駐車場を通り車道を左へ進みます。商店を過ぎてすぐに右に入り坂を下ります。左にカーブした後、右にUターンするように曲がり、ほどなく左側に未舗装の道が現れます。ここから西金川へ下ります。

雑草を刈った平坦な道を進み、朽ちた竹が散乱する場所に出ます。右に下る道がありますが、正面の竹林に進みます。竹林をすり抜けて、右へ進み、谷へ下ります。沢を二つ渡り、林道へ入ります。

古い石垣の前辺りは道が流されていて幅が狭くなっています。急な下り坂が始まり、右下に養豚場(廃業中)を見ながら下ります。養豚場専用道を横切り、養豚場の脇を下ります。

やがて左から流れてくる谷川と遍路道が合流して川道に変ります。深くえぐられた川道は歩き難い状態です。

文久癸刻(1863年)建立の標石の前で分水道を横切り、左下へ下る林道に入ります。

林道を抜けると下草が茂る場所に出ます。そのまま下り、水槽の前から舗装された林道に入り、三角寺川に沿って下ります。

坂道が終わると「しこくのみち」と合流します。

現状報告(2017年12月12日現在)

仙龍寺・不動堂の手前に建つ中務茂兵衛道標から市仲集落までの区間

本来の遍路道の雑草の草刈、歩行の妨げになる枝や小さい倒木の撤去、枝や笹の切除を行いました。

遍路宿跡地の倒木と谷道の倒木以外は、概ね問題なく歩くことができます。

ただし谷道の右側の谷へ流されてる区間では、足を滑らせないように注意してください。

現状報告(2017年12月5日現在)

二十丁石から峰の地蔵尊

仙龍寺・不動堂の手前の中務茂兵衛道標から市仲集を経て堀切峠・峰の地蔵尊までの遍路道で、二十丁石から堀切峠の車道までの区間が荒れていました。

二十丁石が建つ場所は、遍路道の鉄塔道(山線取付道)との分岐点です。遍路道より後にできた鉄塔道を歩くお遍路さんや鉄塔関係者が多くなり、遍路道が荒れた道になったのかもしれません。

そこで2017年12月5日に草刈と歩行を妨げている枝や笹などを除去する作業を行いました。

それに加えて、簡易道標を設置しました。

この区間は歩行に大きな問題はない状態に修繕されております。

現状報告(2017年11月10日現在)

三角寺川谷道

①三角寺から商店の脇道を下り、三角寺川へ下る未舗装の道に入ると、一面雑草に覆われていて、足元の状態さえ分からない状況です。まず、草刈機で雑草を刈り取り、道の状態を確認する必要があります。

②古い標石が建つ場所から三角寺へ上る遍路道に足を踏み入れると、すっかり薮化して荒れています。三角寺からここまでの区間の復元はかなりの労力と時間が必要でしょう。

③古い標石から分水道を横切り、西金川へ下る遍路道は、西金川の登山口から100メートル上った辺りで道が途切れて、無くなっています。無くなった場所に道を通る作業が必要です。

参考:三角寺川谷道の現状

現状報告(2017年10月31日)

①大窪の中務茂兵衛道標周辺

 仙龍寺の不動堂の手前に建つ中務茂兵衛道標付近には、かつて遍路宿が数軒建っていたようで、倒木の下に遺構などが残ってます。

 この地は四国遍路文化の歴史を知る上で重要な場所であると考えられます。

 現在、この辺りは荒れ放題で、倒木が遍路道を遮っていて、歩行は困難な状況です。

 注意して倒木を乗り越えれば通過できますが、倒木を撤去し、遍路道を歩ける状態に戻し、遍路宿跡地に残る遺構などの保全が必要です。

②遍路宿跡地から生活道まで

 遍路宿跡地から先へ進むと、すぐに道幅が狭くなり、雑草が多い場所ではどこが遍路道なのか判別し難い状態です。

 農道との分岐点辺りも雑草が生い茂る状態です。

 谷へ下りて沢を渡った後、倒木が道を遮っています。

 倒木をくぐり抜けた後、道が右側の谷へと流されていて、歩行は困難な状況です。

 その後、道幅が広い遍路道が現れ、雑草などで荒れていますが、歩行に難はありません。

 雑草の刈り取り、倒木の撤去、道が流された箇所は木の枝を切り、歩ける空間を確保する必要があります。

中務茂兵衛道標から市仲集落を通り、堀切峠までの遍路道において、上記の場所の改善が求められます。他の区間は、幾つか倒木がありますが、概ね歩行に問題はありません。荒れた区間を迂回して大窪から市仲まで車道を通れば、問題なく堀切峠まで歩くことができます。

③平山坂(土佐北街道

 堀切峠の峰の地蔵尊から下り、土佐北街道と合流した後、平山坂は荒れ放題です。

 雑草が生い茂り、また、大きく成長したシダが行く手を阻む箇所が多く、また、枝や石などが散乱し、倒木もあって、かなり歩き難い状況です。

 平山坂は大掛かりな改善作業が必要です。

2017年11月26日(日) 土佐街道歩こうかいの主催で草刈ボランティアの方々による雑草刈りなどが行われました。

峰の地蔵尊の石碑の前の尾根道を横切った場所に張られていたロープは撤去されており、雑草が刈られた遍路道が下まで見通せます。

土佐北街道に合流する場所に建つ道標周辺の雑草が刈られてスッキリしました。

道を覆っていた大量のシダも刈られて歩きやすくなりました。