三角寺から奥之院仙龍寺へ至る地蔵峠越えの遍路道は、現在、「三角寺奥之院道」という名称で国史跡に指定されています。

奥之院道の起点は本堂の南隅出口で、本堂の正面に中務茂兵衛標石が建ち、本堂前と南隅出口にも標石が建っています。

境内の南隅から三角寺を出発して、階段をの上り、舗装された道をを横切って、農道を上ってゆくと丁石があります。やがて林道に入ります。丁石や標石が建ち並ぶ林道は、古い石垣が残る開墾跡やひっそりと佇む遍路墓、石を積み上げた塔など、いにしえの風情が随所に感じられる遍路道で、緩急を繰り返しながら幾つか沢を渡り、地蔵峠へ上ってゆきます。

地蔵峠の手前の舗装された尾根道を横切り、さらに林道を上って、市民の森の道を左へ進み、右にカーブすると、地蔵峠に至ります。

地蔵峠には文字通り地蔵尊があり、丁石や標石も建っていて、ベンチが設置されています。

地蔵峠から下り坂に入ると、ほどなく傾斜が急になり、苔がむした岩盤や石の上に枯葉が積もって滑りやすくなっている箇所も多々あります。